エミの世界

ヨーロッパ人、女性です。これがわたしの世界

私は透明人間

私はさいきん竜巻の中に生きている。竜巻の真ん中がいちばん静かだと言われているけど、今の状況ではわたし自身が竜巻になっていて、周りの方が静かになっている。わたしは別に何も壊したりはしません。ただ思考が回って、体も何とか回っていて、止めることができない。

読んでくれている方はもう既に気づいたかもしれませんけど、そう、わたしは日本人ではありません。ヨーロッパ人です。女性。現在23歳です。住んでいる町は世界の綺麗な町トップ10に入る自信があります。とても美しいですもの。なのに、こんなに素敵な場所に住んでいるのに心の中の竜巻が相変わらず暴れている。わたしはつい大学四年生になってしまった。それだけでどうしたんだと言われるかもしれないけど、やっぱり人生の分岐点ではあるとは思う。
秋学期制だから、就活にはまだ半年あるけど、そのきっかけに自分が今まで歩んできた人生に振り向いた。

ずっと、ずっと、上を目指しながら前に進んで、まだ足りない、もっと、もっとと思いながら勉強したり、資格とったりしてやっと気づいたけど、これじゃ、いくら頑張っても手に入れたい幸せは手に入らない。


ソーシャルメディアを見たら周りがつい皆インスタ写真アップしたり、ツイッターで投稿したりして、携帯を数時間ほっといたら、数え切れないくらいの新着メッセージが溜まってくる。それがいい、それが楽しいと思ったこともあったけど、最近はそれよりも疲れてきた。自分よりこの瞬間に楽しいことやっている人、自分より綺麗|イケメンな人、自分より友達が多い人、自分より上にいる人が山ほどだと感じた。
そこからのプレッシャーと家族の期待とそれよりも自分の期待に応えようとして、伸びようとして、就活の時こそは自分の価値を証明しようと思っていた。
それで自分に疲れて竜巻になってしまった。

わたしはそもそも誰なのかな。ソーシャルメディアで見れる人も本当はどんな人なんだろう。

The thing you are most afraid to write-write that.

とHemingwayが言ったらしい。私は何が一番怖いか、自分のどこが一番見たくないかはまだわからないけど、書いていけばいずれはどこかにたどり着くと思う。
真の自分でいることが少し怖い、それよりも真の自分を誰かに見せることが怖いと感じているのは、わたしだけではないでしょう。

すっぴんよりも、服を全部脱ぐよりも、真の自分を見せる、真の自分の考えを誰かに教えるのが一番裸になることなんじゃないかな。自分で自分の前に裸になる、透明になる。

 

わたしは竜巻になった自分を受け入れて、透明人間になりたい。それも自分の前だけではなく、読んでくれる方がいれば、その方の前でも。
間違えたりするのに外国語で書くというのはわたしにとっても透明になるへの一歩。
日本語が変だから理解しづらい、それとも考え方が無茶、そう思われるのも怖い。弱さを見られるのが怖い。

でも怖い気持ちと向き合うと強くなる。

今日は就活、試験勉強とかのためにできるだけ早く大学から帰ったのではなくて、少し寄り道をして花を買った。いつも全力で前に進むだけじゃなくて、

今の瞬間も自分のすべてで感じて、楽しみたい!

 

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小さいな幸せ